花鳥藏

内容説明

満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。　

娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。　

昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が

忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。　

弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……！？

昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け！！

 

 

第一集：

 

満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。　娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。　昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。　弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……！？昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け！！

 

 

第二集：

 

惚れ抜く八雲師匠の芸だが,オイラにゃできねぇ、気づき始めたこの与太郎。小夏の父ちゃん・亡き助六のすげぇ落語に取りつかれ、迎えた師匠の独演会、やっちゃいけねぇヘマをした。破門と言われた与太郎と、与太をかばう小夏の二人に、師匠が語る約束の噺たぁ……!?　与太郎放浪篇から八雲と助六篇へ。「長ぇ夜になりそうだ――」